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 本日は”hone“と”sharpen“が登場します。

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原文をちょこっと解説

 原文は”The News Enterprise, E’town police officers sharpen driving skills, 2017.09.25“から。

Elizabethtown Police Department officers have spent part of this week swiftly maneuvering vehicles through cones and honing their skills as they participate in annual driver training.(…)Driver training is one of many skill-sharpening opportunities for EPD officers.
今週、エリザベスタウン警察署の署員は年次運転研修に出席し、コーンを縫うように素早く運転したり、技術に磨きをかけたりしました。(…)この運転研修は、エリザベスタウン警察署で多岐にわたって行われる技術研修のひとつです。

エリザベスタウン

 エリザベスタウンは、合衆国のケンタッキー州に位置し、頭文字をとって「E-タウン」と呼ばれている大都市です。歴史の長い街ですが、商業開発によってかつての姿はほとんどなくなっております。映画『エリザベスタウン』(2005年)でも、撮影自体はよその場所で行われました。

 気候としては、暑くて湿気の多い夏と、やや涼しい冬しかありません。

 観光スポットはさほど多くなく、スカイダイビングケンタッキーなどが有名どころでしょう。

“hone”(磨く)

 もともとは”stone“のことで、そこから「砥石」を意味するようになりました。比喩的に「磨く」ことも意味します。

 ニュアンスの確認で、コウビルドを参照します。

(1)If you hone something, for example a skill, technique, idea, or product, you carefully develop it over a long period of time so that it is exactly right for your purpose.
1 – “hone”するというとき、たとえばスキル、技術、考え、製品などを、そのひとの目的にかっちり沿うようじっくり身につけることです。

 比喩のほうが第一義になっているんですね。こういうことはよくあります。”hone intuition“(直感を研ぎ澄ます)というふうにも。

 ”hone in“とすれば、方向性のニュアンスで「突き進む」という意味合い。それを抽象的に”hone in on an answer“(答えをひとつに絞り込む)のように使います。

“sharpen”(磨く)

 こちらのほうが幅広い感じがします。コウビルドを参照してみましょう。

(1)If your senses, understanding, or skills sharpen or are sharpened, you become better at noticing things, thinking, or doing something.
1 – 感覚、理解、スキルを”sharpen”するとき、物事に気がついたり、考えたり、なにかをやることがよりよくなります。

 アルク(英辞郎 on the Web)の用例ですと、”sharpen the contrast between haves and have-nots“(貧富のギャップを際立たせる)のような、かなり抽象的な意味合いまでありました。

 語源的には”sker-“という接頭辞が、”cut“を意味します。同源となるのは、スカート(skirt)、シャツ(shirt)、シェア(share)、ショート(short)など。すべて切るというところが語源です。

 切って鋭いのが”sharp“ですから、山のような尖がりのイメージを持ちます。そこから音楽用語の「シャープ」にもなったのでしょう。イタリア語では「フォルテ」(長所)と「ピアノ」(平面)という使い分けなので、「シャープ」(尖がり)と「フラット」(平ら)という対応関係と似ていますね。

 

画像:Pablo Heimplatz